目的
矯正器具を装着している青少年を対象に、出血とプラーク(歯垢)の減少効果について、矯正用チップ付きWaterpik™ウォーターフロッサーと、フロス糸通しを使用したフロッシングの効果を比較検証しました。
方法
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被験者数:矯正器具装着中の青少年105人
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期間: 4週間
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対象グループ:
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ウォーターフロッサー+手動歯ブラシを使用するグループ
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ウォーターフロッサー+電動歯ブラシを使用するグループ
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手動歯ブラシ+糸フロスを使用する対照グループ
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ケアルーティーン:
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被験者は1日2回歯を磨き、ウォーターフロッサーまたは糸フロスを1日1回使用しました。
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評価項目:
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歯肉炎(歯茎の炎症の程度)
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出血(プロービング時の出血頻度)
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歯肉縁上プラークバイオフィルム(歯茎より上に蓄積するプラーク)
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評価は2週間後と4週間後に実施。
結果
4週間後、ウォーターフロッサーを追加したグループは、使用した歯ブラシの種類に関係なく、手動ブラッシング+糸フロスの対照グループよりも優れた口腔衛生効果を示しました。
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出血の減少: ウォーターフロッサーの使用で最大93%改善。
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歯肉炎の軽減: ウォーターフロッサーは従来の糸フロスに比べて最大52%効果的。
結論
Waterpik™ウォーターフロッサーは、歯肉炎の軽減において従来の糸フロスに代わる効果的な選択肢であることが確認されました。
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ウォーターフロッサーは出血や歯肉炎の軽減効果が優れており、特に歯ブラシとの併用で高い効果を発揮します。
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伝統的な糸フロスに比べて、より簡単で効果的な歯周病予防ツールとして推奨されます。
ウォーターフロッサーを日々の口腔ケアルーティーンに取り入れることで、より健康的な歯茎と口腔環境を維持することが期待されます。
