Waterpik™ウォーターフロッサーによる歯垢除去と出血軽減効果

Waterpik™ウォーターフロッサーによる歯垢除去と出血軽減効果

歯垢と炎症に関する臨床指標に対するウォーターフロッシングの有効性:4週間の無作為化比較試験

ライル D.M.、カキシュ J.H.、ゴヤル C.R.、シューラー R. 国際歯科衛生学会誌, 2023;21:659-668.

Waterpik™ウォーターフロッサーによる歯垢除去と出血軽減効果

目的 

脈動式ウォーターフロッサーと、エアマイクロバブルを注入した脈動式ウォーターフロッサーの炎症および歯垢に対する臨床効果を比較しました。また、比較対照として歯ブラシとフロスも研究に加えました。

方法 

研究チームは105名の被験者を3グループに無作為に分け、4週間の単盲検並行グループ間比較試験("single-blind, parallel-group comparative study" )を実施しました。グループ1はWaterpik™IONウォーターフロッサー、グループ2はオーラルB® アドバンスドウォーターフロッサー、グループ3はワックス付きデンタルフロスを使用しました。全グループが1日2回、フッ素入り歯磨き剤を用いて歯ブラシを2分間使用しました。被験者は追加の歯間清掃用具や洗口液の使用は禁止されました。全グループに文書および口頭での使用説明が行われました。歯ぐきの出血、歯肉炎、歯垢の測定をベースライン時、2週間後、4週間後に実施しました。評価指標として、歯周ポケット内での出血(BOP)、改良歯肉炎指数(MGI)、ルストギ改良ネイビー歯垢指数(RMNPI)を使用しました。

結果 

研究開始から4週間後において、Waterpik™IONウォーターフロッサーは、オーラルB® アドバンスドウォーターフロッサーまたは糸フロスと比較して、歯垢除去と炎症軽減により効果的でした。オーラルB® アドバンスドと比較して、Waterpik™ウォーターフロスは口腔全体のスコアにおいて、出血減少で26%、歯肉炎減少で26%、歯垢除去で22%より効果的でした。従来のフロスと比較して、IONは口腔全体の出血減少と歯垢除去において最大2倍の効果を示し、歯肉炎減少では85%より効果的でした。隣接面部位では、IONは糸フロスと比較して、歯垢除去で最大7倍、出血減少で最大2倍、歯肉炎減少で90%より効果的でした。

結論 

本研究により、手磨き用歯ブラシとウォーターフロッサー(エアマイクロバブルの有無にかかわらず)は、4週間の期間において歯肉の健康改善に関して糸フロスよりも効果的であることが実証されました。また、エアマイクロバブルを注入したオーラルB®デバイスは、Waterpik™IONウォーターフロッサーと比較して口腔健康の改善において優位性を示しませんでした。

 

引用元:https://www.waterpik.com/pro/clinical-research/water-flosser-plaque-removal-2023/