目的
出血指数と歯肉の擦過に関して、Waterpik™ウォーターフロッサー(WF)と歯間ブラシ(IDB)の効果を比較する。
方法
78名の被験者が4週間の無作為化比較試験を完了した。被験者は2グループに割り付けられた;Waterpik™ウォーターフロッサー(WF)と手磨き用歯ブラシの併用グループ、または歯間ブラシ(IDB)と手磨き用歯ブラシの併用グループ。歯肉の炎症はポケットプロービング時の出血(BOPP)と辺縁部プロービング時の出血(BOMP)を測定して評価された。データは対側の象限で収集された。歯肉擦過スコア(GAS)を用いてグループ間の擦過の発生を比較した。
結果
両グループとも全部位および歯間部位それぞれにおいて、ベースラインから4週間後までBOPPとBOMPの有意な減少を示した。WFグループはIDBグループと比較して、4週目の全部位のBOPP(p=0.030)、および全部位と歯間部位のBOMP(それぞれp=0.003、p=0.019)の減少において有意に効果的であった。歯肉擦過スコアについては、グループ間で差は認められなかった。
結論
本臨床研究において、Waterpik™ウォーターフロッサーは歯肉の健康改善について歯間ブラシと比較して有意に効果的であることが示された。
