目的
インプラント患者におけるWaterpik™ウォーターフロッサーとデンタルフロスの効果を比較すること。
方法
-
対象者数とグループ分け:
-
被験者はランダムに以下の2つのグループに分けられました:
-
グループ1(WFグループ): 手動歯ブラシ+Waterpik™ウォーターフロッサー(プラークシーカーチップ使用)
-
グループ2(SFグループ): 手動歯ブラシ+糸フロス
-
各グループに22本のインプラントを対象として調査。
-
試験期間:
-
30日間の臨床試験。
-
ケアルーティーン:
-
すべての被験者が1日2回歯を磨き、WFまたはSFを1日1回使用。
-
評価項目:
-
プロービング時の出血(BOP, Bleeding on Probing)の減少率を主な評価基準としました。
結果
WFグループ(ウォーターフロッサー):
-
22本中18本(81.8%)のインプラントでBOPの大幅な減少が確認されました。
SFグループ(糸フロス):
-
22本中6本(33.3%)のインプラントでBOPが減少。
比較結果:
-
ウォーターフロッサーグループは、糸フロスグループに比べ、145%優れた歯茎出血の減少を達成(p=0.0018)。
結論
Waterpik™ウォーターフロッサーは、インプラント周囲の歯茎の健康を改善するうえで、糸フロスよりも大幅に効果的であることが証明されました。
-
インプラント周囲の出血軽減効果は糸フロスの2倍以上。
-
安全性も確認されており、インプラント患者の日常口腔ケアに推奨されるデバイスです。
日常的にウォーターフロッサーを取り入れることで、インプラント周囲の健康維持に大きく寄与することが期待されます。
