CHXを搭載したWaterpik™ピックポケットTipによる投与は、インプラントメンテナンスにおいてCHXでうがいするよりも効果的である

CHXを搭載したWaterpik™ピックポケットチップによる投与は、インプラントメンテナンスにおいてCHXでうがいするよりも効果的である

Felo A, Shibly O, Ciancio S, Lauciello F, Ho A. アメリカン・ジャーナル・オブ・デンティストリー 1997; 10:107-110

CHXを搭載したWaterpik™ピックポケットチップによる投与は、インプラントメンテナンスにおいてCHXでうがいするよりも効果的である

目的

この研究は、Waterpik™のデンタルウォーター(現ウォーターフロッサー)とピックポケットチップを使用して0.06%の半濃度クロルヘキシジン(CHX)を投与する方法が、0.12%の全濃度CHXでうがいする方法と比較してどれだけ効果的かを評価することを目的として行われました。

方法

研究には、最低2つのインプラントを持つ24名の患者が参加し、無作為に3か月間の治療が行われました。被験者の半数は、Waterpik™デンタルウォーター(現ウォーターフロッサー)とピックポケットチップを用いて0.06% CHXを1日1回投与しました。一方、残りの半数は0.12% CHXでうがいを行いました。研究者たちはプラークの付着具合、歯肉炎の状態、歯肉からの出血、歯の着色、そして歯石の付着具合を評価しました。

結果

Waterpik™デンタルウォーター(現ウォーターフロッサー)とピックポケットチップを使用した患者は、CHXでうがいを行った患者に比べて、プラークの減少、歯肉炎の改善、そして歯の着色の減少が有意に大きいことが確認されました。また、歯肉からの出血に関しても、Waterpik™デンタルウォーター(現ウォーターフロッサー)を使用することで87%多く出血が減少しました。

結論

研究結果は、Waterpik™デンタルウォーター(現ウォーターフロッサー)とピックポケットチップを使用する方法が、単にCHXでうがいをする方法よりも、インプラント周囲のプラーク除去、歯肉炎の改善、歯の着色防止においてはるかに効果的であることを示しています。